米ヒバの特徴

見た目の美しさから日本のヒノキと同様、木の質にこだわる建築関係者や施工主の方々から高い評価を得ており、神社・仏閣などにも幅広く使用されています。 高温多湿気候の沖縄県でも使用されています。

分類科名 ヒノキ科ヒノキ属
産 地 アメリカ大陸の西海岸のカナダ・米ワシントンに至る標高の高い山間。
性 状 特徴的な臭気を持つ。
樹 皮 樹皮は幼時には薄く、成木では薄く灰色で繊維質になる。
色 調 黄色。辺材は黄白色。木目は年輪幅が細かく美しい。
比 重 気乾比重0.51
圧縮強度 芯去 平均 43kgf/㎝ / 芯持 平均 76kgf/㎝
曲げ強度 76~100kg/cm2
有効成分 セドロール(強い防虫効果)・ヒノキチオール(抗菌作用・細胞活発化作用)・カルバクロール(神経作用)

シロアリに対する木材の抵抗性(沖縄農林局森林部)

抵抗性 樹 種
ヒバ(米ヒバ) トド松、カシ、
レッドラワン、アトピン
杉、ヒノキ、モミ、栂、サクラ、
栗、ケヤキ
楢、レニ、セン
極小 赤松、唐松、米松

耐腐朽性の比較(住宅金融公庫建築指導部)

耐腐朽性 樹 種
非常に強い
ヒバ(米ヒバ)
強い 唐松、米杉、米松、杉、ヒノキ
やや強い 赤松、ヒメコマツ、栂、モミ、米栂
弱い トド松、エゾ松、白ラワン

極めて耐水性が強く腐りにくいため、長期優良住宅仕様に認定されています。

住宅の土台は、人間でいう足の部分です。足元がしっかりしていなければ、政府が推し進めている200年住宅(骨太住宅)への対応は難しいものになります。
米ヒバは素材自体が天然成分のヒノキチオールやフェノール化合物を多く含んでおり、白蟻・カビを寄せ付けず、防腐効果も非常に高いといえます。