社長挨拶

経営理念 梁山泊

経営理念 梁山泊

今、我々が住んでいる地球において「温暖化」という大変大きな問題が起こっています。
その問題によって地球上における光・空気・土・森林・水など、我々の生活環境の中で色々な問題が発生しています。その中の一つとして「森林」が上げられます。
昔は「国の宝は山なり」と言われ、森林資源国だった日本。国土の面積の7割を覆う森は、今も日本最大の天然資源であります。しかし、戦後の伐採でこの森林資源を食いつぶした後は、外材の進出に押され国産材の自給率も低迷をして森林の資源力はすっかり影をひそめてしまいました。そんなおり1997年の京都議定書においてCO2削減対策や森林整備等が進み、今日では国内外の木材を利用した「長期優良住宅」が盛んになってきました。より耐久性の求められる木材をより効率よく植林し伐採から製造までのその部材の良さを活かして使用していくことが求められる時代へと変わってきたと思います。
我社といたしましては、そんな木材の需要に対応していくために、加圧注入処理木材の普及からカナダの米ヒバ等を直接輸入販売し、より広範囲に普及をさせ、長きに亘って使用していただき、そして必要以上の森林伐採を防ぎこれ以上の温暖化を進めないことを目的としております。
また、温暖化対策において二酸化炭素の排出量を減らしていく問題に対して、一番は家庭における排出量がもっとも多いことです。家庭では電気・ガソリン・灯油・ガスなどが使用されますが、その中でも電気とガスなどの冷暖房による排出量が一番多いとされています。それはせっかく冷たくなった空気や、暖かくなった空気の熱が窓から侵入したり、逃げたりしてせっかくのエネルギーを無駄に使用し、そして地球を熱くしているのです。
そんなエネルギーを無駄にしている物として上げられるのが「アルミ製の窓」であります。欧州やアメリカなど世界のほとんどの窓は樹脂製の窓を使用しているのに対して、日本だけ僅か7~8%しか普及されていないのが現実なのです。また熱の伝導率では樹脂はアルミの「1000/1」しかないのです。
我社にとって、今後こうした温暖化対策を少しでもより多くの家庭に普及していくことが使命であると考え、また将来の子供たちのためにも本当に住みやすい地球環境を整えていくことが今の我々の使命であると思います。

代表取締役社長 柳本 和英